美肌を守るために紫外線から目を守ることは、とても大切。いくら日焼け止めを塗って紫外線対策を行っていても、目のケアを忘れることで実は肌も日焼けをします。これは角膜が紫外線を吸収すると、脳にメラニン色素を作るように指令を出すから。
目が日焼けすると、シミ・肌荒れ・シワなど肌の老化につながってしまうのです。正しい目の紫外線対策を知って、夏も美肌で過ごしましょう。
■目に入る紫外線は9時と14~15時が最大
『日経プラスワン』の5月18日付けの記事によると、紫外線が最も強く見に差し込む時間帯として、次のように書かれています。
頭上にくる紫外線は太陽が最も高くなる正午前後が強くなる。しかし、金沢医科大学眼科学講座の佐々木洋教授は「目に入る紫外線は、春から秋にかけて、9時と14~15時が最大値になる」と話す
それほど太陽がまぶしくないときにも、サングラスをかける必要があるということです。
■間接的な紫外線は目に入ったときには20倍の強さに
また、紫外線は正面からだけ入ってくるわけではありません。上方、側方、下方、さらには後方からの光も眼を直接、または間接的に照射しています。同じく『日経プラスワン』の記事によれば、
「目の斜めうしろから様々な角度で入ってくる紫外線は角膜で屈折して一定の場所に集まり、入った時の20倍の強さになることもある」(佐々木教授)
というように、しっかりガードをしてるつもりでも、思いがけずに目を紫外線にやられてしまってる可能性があります。
■サングラスは色の薄いもの&フィットするものを選んで
それでは、紫外線から目を守るにはどのようにしたらいいのでしょうか? 外出するときの紫外線対策といえばサングラス。でも、単にサングラスをかけるだけでは十分ではありません。
(1)顔にフィットするものを
レンズサイズの小さなものや顔の骨格に合わないものは、正面以外からの紫外線に対しては十分に防止することができません。強い太陽光の下で目を守るためには、なるべく顔にフィットした、ある程度の大きさを持つサングラスがおすすめです。
(2)レンズの色は薄いものを
レンズの色が濃いサングラスをかけると、眼に入る光の量が少なくなるため瞳孔が普段より大きく開きます。そのため、紫外線カットの不十分なレンズでは、かえってたくさんの紫外線が眼の中へ侵入してしまうことになるので、実は危険なのです。サングラスは色の薄いものを選びましょう。
(3)UVカット加工されてるものを
最近、おしゃれ眼鏡として透明のものも流行っていますよね。透明のレンズでもUVカット加工が施されているものであればOK。色のついたサングラスでも、UVカット加工されているものを選びましょう。
肌の日焼け止め対策を万全にするように、目の紫外線対策もしっかり考えてみてはいかがでしょうか?
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